令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

建設ロボット/自動化システム(1)

座長:加藤 康生(鹿島建設)

[VI-1131] AI人体検知搭載の後付け可能なバックホウ自動停止システムの開発

〇遠藤 亮雄1、青木 浩章1、稲葉 誠一2、安田 勇介2 (1.大成建設株式会社、2.株式会社アクティオ)

キーワード:災害防止、人体検知、AI、油圧ショベル、スリーエスバックホウ

建設現場において,重機の稼働エリアの明示と立入禁止の徹底を行っているが,人との接触災害はいまだに発生しており,今以上の接触防止対策が必要である.そこで,㈱アクティオのスリーエスバックホウのコントローラーと人体検知AIカメラを主装置とし,人が重機に近づいた場合に自動停止させるシステムの開発を行った.そして,そのシステムをバックホウに搭載し,明かり環境とトンネル環境にて検証を行い,有効性を確認した.しかし,人を検知してからの制動(特に旋回)に時間を要するため,今回の設備では,旋回の動作を安全に停止することが難しく,今後はカメラの台数を増やし,旋回自体をさせないシステム構成が有効であると考えている.

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