令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(10)

座長:大谷 達彦(西松建設株式会社)

[VI-667] 人工知能(AI)を用いた切羽評価支援システムの開発

〇生島 直輝1、金井 千鶴子1、三上 英明1、杉山 崇1、辻川 泰人1 (1.戸田建設株式会社)

キーワード:NATM、AI、切羽評価、切羽観察

山岳トンネルの発破掘削工法において、切羽評価に使用するAI切羽評価支援システムを開発した。このシステムは、切羽評価を行う者の経験や知識等による評価結果のバラツキを低減して信頼性(正確性)を向上させるとともに、切羽観察中の肌落ち事故を抑制するものである。本システムの試験運用に際し、宇治田原トンネルの地山と類似した地質の他トンネルの切羽画像と評価区分を教師データとして学習させ、風化変質、割目間隔、割目状態の3項目において平均約84%の正答率を達成した。今後は多様な地質を学習して実用性を高め、コンピュータージャンボの穿孔エネルギー計測システム等との連携による切羽評価自動化に寄与できると考える。

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