令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術(1)

座長:野田 恭平(大林組)

[VI-352] 凝結遅延剤による暑中コンクリート対策の効果について

〇野村 朋宏1、關 浩太郎1、若尾 裕太1、疋田 次峰2 (1.清水建設、2.竹本油脂)

キーワード:暑中コンクリート、凝結遅延剤、コールドジョイント

打重ね時間が80~100分程度となるコンクリート打設において、暑中コンクリート対策として凝結遅延剤の使用を検討した。その結果、従来使用していた配合よりも大幅に凝結時間を延伸できた。また、並行して行ったN式貫入試験との関係を整理した所、コールドジョイント発生の境界と言われる貫入抵抗値0.01N/mm2~0.1N/mm2の検出精度も良く、N式貫入試験の実用性が明らかとなった。ただし、文献に記されているものとは違う傾向が見られ、実用の際には事前に試験を実施することが望ましいと考えられる。また、実施工では、十分に打重ね部の品質を確保することができた。

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