令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(6)

座長:牧野 徹(大日コンサルタント株式会社)

[VI-724] 鉄道橋における電気防食工法20年経過後の実態調査結果

〇松尾 賢1、廣田 元嗣1、丸山 秀紀2 (1.JR東日本 構造技術センター、2.JR東日本 新潟支社 新潟土木技術センター)

キーワード:電気防食工法、流電陽極方式、亜鉛シート、塩化物イオン、復極量、余寿命

1998年に日本海沿線の鉄道橋において当社初の電気防食工法を採用し,21年が経過した.恒久的な補修工法を期待し,当該橋梁は,施工性や維持管理性,効果の比較検証を同環境で行うことも意図し, 電気防食工法の5方式(流電陽極方式1連,外部電源方式4連)を採用した.本報告では,この内,流電陽極方式(亜鉛シート)を報告する。モニタリング照合電極による復極量は,100mV以上を概ね維持してきており,防食範囲における復極量の分布も100mV以上が確認された.また,電気防食適用後は,躯体補修を行っていないが,防食範囲において躯体は健全である.陽極材に関しては,更に40年以上の余寿命が予想される.

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