令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(13)

座長:安立 寛(株式会社オリエンタルコンサルタンツ)

[VI-766] 維持管理情報活用による水路トンネルのLCC最適補修計画の策定-地山リスク編-

〇高島 利紗1、野嶋 潤一郎1、萬寶 徹郎2、有薗 大樹2、平塚 俊祐2 (1.開発設計コンサルタント、2.電源開発)

キーワード:水路トンネル、背面空洞、維持管理情報、劣化予測、LCC

現在,発電所更新工事中である電源開発(株)熊追発電所では,長期抜水が行われている.熊追導水路の地山リスクに着目し,2011年以降蓄積したRBM(Risk Based Maintenance)評価のデータおよび過去の維持管理情報から,「ひび割れ」「漏水」「変形」について劣化予測を行った.その後,背面空洞充填範囲およびひび割れ補修対象でそれぞれ補修ケースを設定し,劣化予測結果からLCCが最小となる最適補修計画を策定した.劣化予測は過去の点検結果に基づいて行うため,今後も点検記録や補修履歴といった維持管理情報の管理を継続することが重要である.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン