令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(13)

座長:安立 寛(株式会社オリエンタルコンサルタンツ)

[VI-769] PC橋におけるメンテナンスサイクルの取り組み

〇皆川 翔平1、三澤 功一1、北浦 美涼2、東 正志2 (1.ネクスコ・エンジニアリング東北、2.東日本高速道路)

キーワード:橋梁、維持管理、調査、評価、グラウト充填

現在,NEXCO東日本東北支社グループ(以下,当社グループ)が管理する橋梁のうち,全体の約5割が供用後30年以上経過している状況にある.当社グループでは,定期点検に関する省令・告示に基づく5年に1回の近接目視による点検を推進し,変状の確実な把握と計画的な対応に努めているところである.一方,供用年数経過に伴う変状のほか,何らか特殊な理由によって点検の範疇では対応の方向性を導き出すことが難しい変状を呈する橋梁も見られ,その場合は保全点検要領に基づく詳細調査が必要となる.本稿では,PC橋における変状への対応とメンテナンスサイクルに基づく取り組み事例を紹介する.

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