令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

環境計画(1)

座長:幡本 将史(長岡技術科学大学)

[VII-01] 休耕放棄地を利用した微生物発電のための最適な電極に関する実験的研究

〇前原 日和1、石本 弘治1 (1.第一工業大学)

キーワード:耕作放棄地、微生物燃料電池、発電菌、炎酸化ステンレス、活性炭、電極

本研究は,土中に生息する発電能力を有した微生物を利用し,農業従事者の減少等により年々増加する耕作放棄地の有効利用と,ロボット技術やICT技術などを活用したスマート農業化に際して必要な電子機器等の電力供給の可能性を検討するものである。今回は,微生物が発電する電力の効率的な回収の為重要となるアノード電極に着目して実験を行った。その結果,炎酸化ステンレス網,鉄粉および活性炭は,これまでに確認した炭素フォームに比べ飛躍的に高い発電性能を示した。これらの材料は比較的安価であり土壌への影響も少ないこと,鉄や炭素などが不足している休耕水田などの再耕作におけるリフレッシュ材としての再利用の可能性が示唆される。

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