令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

環境計画(1)

座長:幡本 将史(長岡技術科学大学)

[VII-05] モンゴル北部ムルンにおける緑化資材開発に関するフィージビリティスタディ

〇寺崎 寛章1、イシドルジ ウンダルマ1、大西 一成2、大野 晃裕3、田中 賢治4 (1.福井大学、2.聖路加国際大学、3.前田工繊株式会社、4.国土防災技術株式会社)

キーワード:モンゴル、ムルン、緑化、植生シート、フルボ酸、砂漠化防止

モンゴル北部ムルンでは過放牧の結果,草原退行や砂漠化が進行しているのが現状である.本研究ではムルンの植生状況や土壌分析などを行うとともに,フルボ酸を利用した緑化技術開発の前段として,現地にて稲藁シートや羊毛シートなどを用いて緑化試験を実施した.その結果,試験地はアルカリ土壌であり,腐植含有量,遊離酸化鉄,交換性マンガン,CECが低いことが分かった.また緑化試験の結果,フルボ酸による成長促進効果は明確に確認できなかったものの,羊毛シートを敷設した区画の植生は保温・保水効果などにより,裸地区に比べて良好であった.以上より,現地における緑化シート開発のための基礎的知見を得ることができた.

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