[VII-17] 生物学的エタノール生成を前処理に用いた膜分離型メタン発酵の半連続高負荷運転に関する研究
キーワード:メタン発酵、食品廃棄物、前処理、バイオエタノール、膜分離
食品廃棄物のメタン発酵は廃棄物の処理とエネルギー利用の両面で意義がある。本研究では高負荷運転を目的とし、前処理として糖化・エタノール化を行った。前処理を行った模擬厨芥を用いた系列を前処理系、行わない系列を対照系とした。メタン発酵槽 (37 ℃)は有効容積4.5 Lとし、膜モジュールを槽内に浸漬させ下部からガス曝気を行い槽内の撹拌と膜の洗浄を行った。基質は厨芥タンクからローラーポンプで1 日 3~6 回投入した。前処理を行うことで対照系の約3.3 倍の容積負荷32 g-VTS/L/日での運転が可能であった。また、バイオガス生成速度は前処理系のほうが低いが、逆にVFAの阻害を小さくさせたのではないかと考えられる。
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