令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

環境計画(2)

座長:加藤 康生(鹿島建設)

[VII-09] 凍結防止剤の路外飛散量と暴露試験による溶融亜鉛メッキへの影響に関する研究

〇多田 周平1、佐々木 薫1、柳迫 新吾1 (1.西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社)

キーワード:塩化物イオン、溶融亜鉛メッキ、腐食減量

冬期の高速道路では,安全で快適な路面を確保するため雪氷対策作業が実施されている。雪氷作業で使用される凍結防止剤は、風や車両の交通風で飛散しないよう湿塩散布車によって散布される。しかしながら、路面へ散布された凍結防止剤の一部は、車両の通過により水しぶきとなって路外へ飛散することから、近年、高速道路沿線周辺への環境への影響が懸念されている。本報文では、この路外へ飛散する塩分量の調査とこの飛散塩分による高速道路周辺の溶融亜鉛メッキの腐食への影響について暴露試験を行った結果を報告するものである。

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