[VII-14] 海草の環境DNAの定量化に向けた分析条件の検討
キーワード:環境DNA、採水量、分析阻害、海草、生物調査、磁気精製
採水試料から生物情報を入手する環境DNA技術を活用した海草場のモニタリング方法開発を目指し、海草を対象とした現地調査および数値解析を進めている.実海域を対象とした環境DNA分析では、採水量が1Lでは環境DNA量が低く、同時に採取した試料で検出の有無が混在する結果となった.安定した検出を目指すため、水槽の海水を用いて採水量の増量を検討した.採水量が増えると、分析阻害も大きくなる結果となったが、分析試薬の配合や磁気精製によって分析阻害の影響を排除し、5L~20Lの分析から1Lに比べて高いDNA量の検出が可能となった.今後、実海域の分析に適用できる見込みが得られた.
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