令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水処理

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-25] 低温時における有機物負荷変動が実下水処理MBRの膜ファウリングの発生挙動に与える影響

〇曾我 徹1、滝本 祐也1、幡本 将史1、渡利 高大1、山口 隆司1 (1.長岡技術科学大学)

キーワード:バイオフィルム、膜ファウリング、汚泥滞留時間、F/M比

膜分離活性汚泥法(MBR)は、良好な処理性能、施設の小型化が可能等の理由から従来の活性汚泥法に代わる手法として導入が進められている。しかしMBRの課題として、継続運転に伴う膜の閉塞(膜ファウリング)が挙げられている。本研究では、曝気槽内のMLSS濃度を段階的に減少させることで汚泥負荷を増加させ、膜ファウリングの発生挙動への影響を調査した。A/O-MBRを2台設置し、第1系を安定運転系、第2系を負荷変動系とした。第2系では汚泥負荷が増加するにつれ膜ファウリングが頻発した。両系で膜ファウリングの発生挙動に明確な差が見られたことから、汚泥負荷の増加が膜ファウリングの発生挙動に影響を与えた。

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