令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水処理

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-26] 低有機物負荷A/O-MBRのバイオフィルム形成過程と原生動物の役割

〇滝本 祐也1、曾我 徹1、鞍立 大喜1、渡利 高大1、幡本 将史1、山口 隆司1 (1.長岡技術科学大学)

キーワード:膜ファウリング、バイオフィルム、共焦点レーザー顕微鏡、有殻アメーバ

膜分離活性汚泥法(MBR)は高い排水処理性能を持ち,従来の活性汚泥法の代替プロセスとして実用化が世界的に進んでいる.しかし,膜面上のバイオフィルム形成に伴う膜面透過流速の低下(膜ファウリング)は大きな課題であり,特にバイオフィルム形成機構については依然として詳細が明らかになっておらず,その緩和対策においては現場で適宜対応しているのが現状である.我々は,共焦点レーザー顕微鏡を用いて低有機物負荷A/O-MBRの膜上に発生したバイオフィルムを経時的に観察し,膜ファウリング発生過程において原生動物がバイオフィルム中の細菌を捕食する役割を担っていることを明らかにした.

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