令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水処理

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-28] 300Lスケールの汚水リアクターを用いた微生物燃料電池の下水処理導入効果の評価

〇杉岡 真璃1、山根 大輝1、吉田 奈央子1、迫田 光弘2、飯田 和輝3 (1.名古屋工業大学、2.玉野総合コンサルタント、3.日本工営)

キーワード:微生物燃料電池、下水処理、スケールアップ、有機物除去

下水処理では省エネルギー化や資源の有効利用が目指されている.汚水からの電流生産技術として微生物燃料電池に着目し,これまで最大55%の電力削減ができることが示された。本研究では300Lにスケールアップしたリアクターにて導入効果を試算した.下水処理場最初沈殿池流出水路にて電流生産可能か確認するとともに,接続方法の違いによる影響を評価した.さらに300Lリアクターにて微生物燃料電池27本を運転し,滞留時間毎の電流生産および有機物量を測定し,発電効率,クーロン効率を算出した.300Lスケールの場合についても,これまでに 16Lスケールで観察した結果とおよそ近いエネルギー削減効果が再現された.

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