令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

用排水処理

座長:段下 剛志(徳山工業高等専門学校)

[VII-34] 傾斜板沈降装置の地震時における揺動特性について

木曽 忠幸2、伊藤 雅基1、〇渡邊 洋1、小嶋 啓介1 (1.福井大学、2.積水アクアシステム)

キーワード:傾斜板沈降装置、地震、スロッシング、耐震対策

傾斜板沈降装置は、沈澱池内の水中に懸架された固液分離を促す補助装置である。しかしながら、地震時において、傾斜板沈降装置は水面変動と一緒に揺動することから、沈澱池壁面に衝突し、損壊する被害が喫緊の課題となっている。本研究では、地震時の沈澱池内における傾斜板沈降装置の挙動について、縮小モデルを用いた振動実験から検討を行った。その結果、傾斜板沈降装置の懸架方法を工夫する事で、同装置の揺動範囲を物理的に制御できる事が分かった。よって、スロッシングの発生を抑制しつつ、動水圧による装置自身の破損と沈殿池隔壁への衝突同時に回避する事が、可能になると考えられる。

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