[VII-40] 宇都宮市最終処分場エコパーク下横倉における生物多様性保全 ―発芽試験による希少植物再生―
キーワード:生物多様性、湿地、希少植物、発芽試験、埋土種子
宇都宮市最終処分場エコパーク下横倉では,環境学習施設としての役割も考慮し,ハンノキ林など湿地環境の整備が行われた.その過程で,新たに希少植物の生育が確認された.新たな湿地における希少植物の再生のために,計画地内の別の湿地に生育するトウゴクヘラオモダカの種子発芽試験,および,湿地環境整備場所の湿地土壌を用いた埋土種子発芽試験を実施した.その結果,希少種および湿地土壌の種子発芽試験は,湿地での希少植物再生に有用な手法であることが明らかになった.一方で,トウゴクヘラオモダカのように,一部の採取土壌からしか発芽しない植物もあることから,土壌採取場所の選定等に関しては,今後も検討が必要と思われる.
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