令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

廃棄物の処理・処分・有効利用技術(1)

座長:小島 啓輔(清水建設)

[VII-49] 炭酸化養生した石炭灰造粒固化物の淡水域覆砂材利用の検討 その1 富栄養化防止効果

〇林 文慶1、中村 華子1、濱田 那津子1、石神 大輔1、河合 達司1、柴田 晴佳1、渡邉 賢三1、越川 義功1 (1.鹿島建設)

キーワード:炭酸化養生した石炭灰造粒固化物、閉鎖性水域、水質改善、溶存酸素

閉鎖性水域では,富栄養化の急激な進行による水質,底質悪化が社会問題となっている.その環境改善策の一つとして覆砂工法が挙げられる.石炭灰造粒固化物の覆砂による海域の底質環境改善が報告されたが,材料のアルカリ性および重金属溶出等の課題で淡水域への適用事例がなかった.筆者らが炭造粒固化物のpH上昇抑制ための炭酸化処理並びに重金属溶出抑制ための不溶化剤添加で改良し,材料の性能と覆砂効果を淡水の屋外水槽試験で評価した.当該材料の覆砂によって底層の貧酸素発生が解消され,底泥からの栄養塩溶出も抑制されたことを確認した.

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