令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

廃棄物の処理・処分・有効利用技術(1)

座長:小島 啓輔(清水建設)

[VII-50] 炭酸化養生した石炭灰造粒固化物の淡水域覆砂材利用の検討 その2 重金属等不溶化効果

〇河合 達司1、石神 大輔1、篠原 聡1、上島 裕1、越川 義功1、林 文慶1、中村 華子1、濱田 那津子1 (1.鹿島建設(株))

キーワード:石炭灰再生利用、ひ素、セレン、ほう素、長期屋外溶出試験

石炭灰の再生利用の用途拡大を目的として,石炭灰造粒固化物を覆砂材として淡水域に適用する可能性を検討した.淡水域への利用には,pHが強アルカリ性は好ましくなく,重金属等の水質基準に適合する必要があるため,造粒固化物を炭酸化養生し,不溶化処理を行った.淡水域への適用性を評価するため,長期屋外溶出試験を行った.不溶化未処理の造粒固化物は,ひ素,セレン,ほう素が基準を超過したが,不溶化処理したものは180日間基準適合を維持でき,石炭灰造粒固化物を覆砂材として淡水域に適用できる可能性が示された.

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