令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

廃棄物の処理・処分・有効利用技術(1)

座長:小島 啓輔(清水建設)

[VII-56] PCB含有塗膜に関連した汚染物の処分に係る調査方法の検討

〇政門 哲夫1、岩田 直樹2、松原 拓朗3、山本 一貴3、細井 雄介3、墨 正則1、瀧本 一満1 (1.日本エンジニアリング、2.島津テクノリサーチ、3.首都高速道路)

キーワード:塗替塗装、塗膜除去、有害物質、ポリ塩化ビフェニル、廃棄物、調査方法

環境省より「高濃度ポリ塩化ビフェニル含有塗膜の調査について」が示され、PCB廃棄物の適正処理に
伴う工事費用の増大が予測される。発生する廃棄物量は、PCB濃度の調査結果から43000tと多くが
想定される。廃棄物には、塗膜以外に関連した汚染物(防護服や靴カバー、養生シート)も多く含ま
れており、これらに関しても適正処理が求められる。今回は、その正確な調査方法について検討を
行った。汚染物において、PCB廃棄物基準を下回るものも存在し、これらを分別することで処理費用を
削減することも期待できた。ただし、汚染物ごとの濃度バラつきがあるため、適切な調査頻度による
PCB濃度測定が重要と考えられる。

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