令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

廃棄物の処理・処分・有効利用技術(2)

座長:田島 孝敏(大林組)

[VII-59] 逆流カラム試験による目詰まり評価法の提案

〇高橋 智也1、小峯 秀雄1、後藤 茂1、王 海流1、鈴木 清彦2、杉本 和聡2、國弘 彩2、鎌田 将利2 (1.早稲田大学、2.ミダック)

キーワード:産業廃棄物処分場、浸出水、カルシウムスケール、目詰まり、吸着

本研究は,最終処分場の浸出水処理におけるカルシウムスケール対策案として,埋立地にCa吸着層を設ける方法を提案する.層構造を想定したカラム試験を行う中で,Caイオンの形態変化により目詰まりが発生じることが想定される。そのため,従来行ってきた上向きカラム試験に対して逆流カラム試験を行うことで,目詰まりの評価法の提案を試みた。その結果,両試験において得られた,浸出水Caの減少量および増加量を比較することで,カラム供試体内での目詰まり量と吸着量を区別し,定量化できる可能性が推察された。加えて,供試体乾燥密度等の供試体諸元との相関性を評価することで,目詰まり性能を詳細に評価できると推測できる。

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