水質浄化・土壌浄化

[VII-67] HPCゲルおよびアルギン酸ゲルの生分解特性

〇阿部 可南子¹、桑子 護、田中 恒夫¹ (1.前橋工科大学)

キーワード：HPCゲル、アルギン酸ゲル、担体、有機物分解、窒素除去

近年，硝酸塩や亜硝酸塩による地下水汚染の問題が顕在化している．硝酸塩等については，水質環境基準の超過率が環境基準項目の中で最も高くなっている．今後もこのような傾向は続くと予想され，人の健康や生活環境の保全などの観点からその浄化は必須である．
　本研究では，硝酸性窒素などで汚染された地下水などの浄化が原位置かつ簡易な操作で可能な，電子供与体添加方式の生物学的脱窒技術の開発を目的とした．外部電子供与体・炭素源として，ここでは電子線を照射して架橋・調製したヒドロキシプロピルセルロース（HPC）ゲルやアルギン酸ゲルを用いた．