令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

バイオレメディエーション(1)

座長:河合 達司(鹿島建設)

[VII-73] Dehalococcoides属細菌の塩素化エチレン脱塩素化および細胞増殖の予測計算

〇森田 悠揮1、吉田 奈央子1 (1.名古屋工業大学 大学院)

キーワード:バイオレメディエーション、Dehalococcoides、塩素化エチレン、還元的脱塩素化、揮発性有機化合物

Dehalococcoides属細菌(Dhc)は塩素化エチレン(CE)を無害なエチレンまで分解できる代表的な微生物である。一方でDhcは単独での大量培養が難しく、純粋培養株を用いた浄化は行われていない。本研究では当研究室で分離したD. mccartyi NIT01株の7.2 Lスケールにおける培養および反応速度式を用いた分解・菌体増殖の動態予測を試みた。培養の結果、添加した3 mMのトリクロロエチレンがエチレンまで分解され、3.6×107 cells/µmolの増殖収率を得た。動態予測は、計算値と実験値でズレが生じていたが、1細胞に対するCEの存在比率を考慮することで精度が高まると考えられる。

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