重金属除去技術

[VII-99] シート状吸着材による重金属吸着を伴うトレーサー実験

〇今泉 勇輝¹、吉田 英樹¹、佐藤 研²、木川 えり子²、西里 亮³、大塚 治³、北村 洋一⁴ (1.室蘭工業大学、2.イーエス総合研究所、3.ケー・エフ・シー、4.凸版印刷)

キーワード：重金属、ヒ素、吸着、トレーサー

近年の道路・トンネル工事現場等で自然的原因により重金属を含有した岩石・土壌が発生しており、特にヒ素に関して、土壌環境基準を超過する事例が多い。土壌汚染対策技術として、重金属を含む盛土の下に重金属吸着資材を混合した吸着層を敷設し重金属の地下浸透を防止する吸着層工法等が各種提案されている。重金属吸着材と不織布から構成されるシート状吸着材と珪砂を充填したカラムに、ヒ素を含む溶液を通水するトレーサー実験を行い、シート状吸着材のヒ素吸着特性を確認した。