令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

バイオレメディエーション(2)

座長:高畑 陽(大成建設)

[VII-82] 地下水流速の大きい地盤汚染現場における原位置バイオ工法の開発(その2)

〇佐藤 ゆう子1、緒方 浩基1、西田 憲司1、佐藤 祐輔1、日笠山 徹巳1 (1.株式会社大林組)

キーワード:微生物、原位置、栄養剤、現場試験、pH調整剤、砂礫

汚染帯水層へ注入される栄養剤は,いずれも地下水流速が大きい場合等,所定の効果を発揮する前に浄化対象範囲から流出する懸念があった.そこで筆者らはこれまでに,乳化植物油を主成分とする栄養剤を酸性側にpH調整することで栄養剤を凝集し,浄化対策範囲から流出する懸念を解決する方法を検討してきた.今回,微生物栄養剤(乳化植物油)とpH調整剤を段階的に,近接する異なる井戸から注入し,栄養剤の流出性状について地下水モニタリングを継続して行った.本報は,同一の地盤にpH調整を行わずに栄養剤を注入した場合と比較して流出抑制効果を考察する.

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