日本臨床疫学会 第4回年次学術大会

講演情報

特別企画 » 特別企画3

医療資源の乏しい環境における臨床研究

2021年10月31日(日) 11:05 〜 12:05 Main Theater (CH1)

座長:濱口 杉大(福島県立医科大学 総合内科 教授、福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター 副センター長)

11:05 〜 12:05

[1CH-SL3] 特別企画3

有吉 紅也1、鈴木 基2 (1. 長崎大学熱帯医学研究所臨床感染症学分野教授、長崎大学病院感染症内科(熱研内科)科長、長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科副研究科長、 2. 国立感染症研究所 感染症疫学センター長、長崎大学熱帯医学研究所 臨床感染症学分野 客員教授、国境なき医師団日本 理事 )

発展途上国には経済レベルが低く、医療資源も乏しい地域が存在し、日本で受けられる当たり前の医療が困難な環境が存在する。いまだにマラリア、HIV/AIDS、結核など治療や予防が可能な感染症による死亡が大きな問題となっている。 このような環境では臨床医が目の前の患者をがむしゃらに治療するだけではその地域の健康問題の解決に至らず、同時並行でその現場で生じている問題についての公衆衛生・疫学分野の臨床研究をその現場に還元できる形でおこなっていく必要がある。まさに医療現場の問題点を共有できる臨床医だからこそ可能な、患者に始まり患者に還る臨床研究の最たる例と言える。このような状況での臨床研究に豊富な経験をもつ2名の演者に講演いただき、「患者に始まり患者に還る」臨床研究のヒントを得る。

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