第23回応用力学シンポジウム

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ショートプレゼン

ショートプレゼン1

Sat. May 16, 2020 10:40 AM - 11:45 AM G会場 (G)

[P01-19] Study on influence of tensile stress zone in saturated clay on ultimate bearing capacity

*Yuki Yamakuri1, Shun-ichi Kobayashi1, Jun Saito2, Tatsunori Matsumoto1 (1. Kanazawa University, 2. Kyoto University)

Keywords:Rigid plastic finite element method, Bearing capacity, Tension

金属塑性論は地盤の支持力問題に適用されている.金属材料のモデルでは,せん断強度は平均応力に依存しない.飽和粘性土のようなΦ=0材料も同様である.Φ=0材料では平均応力が引張領域であっても,モデル上では破壊挙動に影響を及ぼさない.しかしながら,引張り試験で材料強度を測定する金属材料とは異なり,地盤材料(あるいはコンクリート材料)は圧縮領域で材料強度を測定するため,引張り領域での強度特性には不明な点が多い,また,材料の不均一性に起因するバラつきが多く,マクロ的な物性値としての信頼性も低い.
 地盤材料の破壊挙動に対して,金属材料のモデルの適用性を検討した例は見当たらない.そこで本稿では,著者らが開発した混合型剛塑性有限要素法を利用し,引張領域が極限支持力に与える影響を調べるために数値実験を行った結果について報告する.