[P02-09] 施工条件を考慮した盛土の築造・供用過程における応力解析
キーワード:盛土、不飽和土、施工条件
現在,盛土構造物の評価手法は安全性や耐震性等の要求性能を考慮した性能設計に移行しつつある.既存の設計手法において排水対策や安全性を考慮した設計が十分に行われているが近年多発している突発的な集中豪雨による盛土構造物の崩壊事例が数多く報告されており,崩壊メカニズムの明確化や盛土構造物の品質を長期的に評価・検討する手法の確立が急務となっている.
そこで本研究では,盛土構造物の長期性能および盛土内部の応力挙動を把握するため,不飽和土の力学に基づき,築造・供用過程の降雨履歴や複数の施工条件を考慮した解析を行った.一層の撒き出し厚さ,締固め強さ,施工速度を従来の施工手法とは異なる施工条件を考慮して解析を行い,従来の施工条件と新たな施工条件の築堤結果の違いを比較検討した.また,経時変化に伴う盛土内部の力学挙動変化や,供用後の盛土に集中豪雨を与え,どのような挙動を経て破壊に至るかを解析的に検討した.
そこで本研究では,盛土構造物の長期性能および盛土内部の応力挙動を把握するため,不飽和土の力学に基づき,築造・供用過程の降雨履歴や複数の施工条件を考慮した解析を行った.一層の撒き出し厚さ,締固め強さ,施工速度を従来の施工手法とは異なる施工条件を考慮して解析を行い,従来の施工条件と新たな施工条件の築堤結果の違いを比較検討した.また,経時変化に伴う盛土内部の力学挙動変化や,供用後の盛土に集中豪雨を与え,どのような挙動を経て破壊に至るかを解析的に検討した.