第23回応用力学シンポジウム

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ショートプレゼン

ショートプレゼン2

Sat. May 16, 2020 2:20 PM - 3:15 PM G会場 (G)

[P02-24] Analytical study on factors of river levee breach considering External water level fluctuation

*Tsubasa Ichijo1, Kanazawa Shin-ichi2 (1. National Institute of Technology,Fukushima College Depertment of civil engineering, 2. National Institute of Technology,Fukushima College Depertment of civil&environmental engineering)

Keywords:permeation, River embankment, Outer water level fluctuation

近年,局地的な豪雨によって河川堤防の決壊が日本各地で頻発している.河川堤防は洪水などの災害から住民を守る重要な構造物である.しかしながら,河川堤防の構造は実際に発生した被災の経験に基づいて整備されたものであり,構造物の破壊を解析的に検討し設計しているわけではない.さらに現在まで,堤防決壊の機構について議論され,十分に解明されてはいないのが現状である.
そこで本研究では,不飽和土/水/空気連成要素有限法解析プログラム(DACSAR-MP)を用い,層厚の違いを考慮した築堤解析を行った.その後降雨による河川水位上昇過程における堤体内の応力挙動を解析的に表現し,それによる影響を考察することで河川堤防崩壊メカニズムを解析的に表現することを試みた.その際,水位上昇速度の違いによって堤体の破壊形態が違うことが解析的に確認された.