第23回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション

一般セッション(第二部門:計算力学)

計算力学A

2020年5月16日(土) 09:00 〜 10:30 B会場 (B)

座長:吉川 仁(京都大学)

[S02A-02] 鋼材の繰返し弾塑性応答を考慮した溶接継手の疲労き裂発生および伝播寿命評価

*森田 花清1、毛利 雅志1、アヤン ブリハン2、フィンカト リカルド2、堤 成一郎2 (1. 株式会社IHI、2. 大阪大学接合科学研究所)

キーワード:疲労き裂発生寿命、疲労き裂伝播寿命、繰返し弾塑性解析、疲労SSモデル

鋼構造物の疲労損傷事故は数多く報告されており,高精度な疲労寿命予測に対するニーズは高い.本研究では堤らが開発した繰返し軟化挙動を再現可能な材料構成モデル(疲労SSモデル)を用いてSM490A非荷重伝達型溶接十字継手を対象に材料の繰返し弾塑性挙動の再現と,疲労き裂発生寿命評価手法を拡張して疲労き裂発生および伝播寿命評価を行った。また,母材および非荷重伝達型溶接十字継手の疲労試験を行い,実験結果との比較によりその予測精度等について考察を行った。