[S03A-02] 補強土壁の損傷設計を見据えたSPHを用いた数値シミュレーション
キーワード:補強土壁、SPH、損傷設計
東日本大震災以降,想定を超えた事象への対応について関心が高まっている.地盤工学の分野においても,想定外の作用・事象に対し構造物単体あるいはそのシステムが破滅的な状況に陥らないように設計する手法を確立する必要がある.このような検討には,実際の事例を収集し,大型実験などで現象を十分に理解することがまず大切である.その次のステップとして,地盤の崩壊挙動を予測し,対策の有効性を検討するための解析法の確立が必要である.
地盤の崩壊挙動までを追跡する数値解析法として,様々な方法が提案されているが,本研究では,大変形まで解析可能な粒子法(SPH法)を用いて一連の検討を行う.本稿では,粒子法を地盤-補強材系の問題に適用し,ジオグリッド補強土壁の大型載荷実験の再現解析を行う.次に,載荷実験を再現した地盤に対し,破壊シナリオを想定した数値シミュレーションを実施した.
地盤の崩壊挙動までを追跡する数値解析法として,様々な方法が提案されているが,本研究では,大変形まで解析可能な粒子法(SPH法)を用いて一連の検討を行う.本稿では,粒子法を地盤-補強材系の問題に適用し,ジオグリッド補強土壁の大型載荷実験の再現解析を行う.次に,載荷実験を再現した地盤に対し,破壊シナリオを想定した数値シミュレーションを実施した.