[S03B-02] HPMによる引張破壊エネルギーを考慮したコンクリート部材のひび割れ進展解析
キーワード:ハイブリッド型ペナルティ法、離散ひび割れモデル、コンクリート
コンクリート構造の部材解析では初期ひび割れの進展が破壊性状に与える影響が大きいと考えられる場合も見受けられる。ひび割れに伴う応力解放は、破壊特性を評価する材料試験方法によって得られた引張破壊エネルギーと等価となるように各解析手法の応力ひずみ関係等の引張軟化曲線を設定し評価している。
本論文ではハイブリッド型ペナルティ法(HPM)に変位制御解析手法を導入し、コンクリートの引張破壊エネルギーを考慮した無筋コンクリートのひび割れ進展解析を行い、解析手法の妥当性について述べる。HPMでは引張軟化曲線をひび割れ幅との関係で直接記述できるため、材料試験結果から引張軟化曲線を設定する手法について新たな考察を行っている。また、鉄筋を含む部材解析への適用性に関しても現状の計算結果を説明する。
本論文ではハイブリッド型ペナルティ法(HPM)に変位制御解析手法を導入し、コンクリートの引張破壊エネルギーを考慮した無筋コンクリートのひび割れ進展解析を行い、解析手法の妥当性について述べる。HPMでは引張軟化曲線をひび割れ幅との関係で直接記述できるため、材料試験結果から引張軟化曲線を設定する手法について新たな考察を行っている。また、鉄筋を含む部材解析への適用性に関しても現状の計算結果を説明する。