[S03C-02] 個別要素法を用いた粒状体の流動解析に及ぼす解析パラメータの寄与度の定量化
キーワード:個別要素法、粒状体の流動、入力パラメータ、寄与率
個別要素法は土砂流動解析のための有力な手法の1つとして認識されているが,入力パラメータや解析条件の設定が難しく,解析者の工学的判断に頼る場面も多々ある。その問題解決の情報蓄積として,本研究では,個別要素法による粒状体の流動解析における入力パラメータが結果に与える寄与率を定量化することを目的とする.個別要素法を用いて複数ケースの流動解析を実施し,その結果に基づいて代理モデルを作成した.また,その代理モデルを用いたモンテカルロシミュレーションの結果から各パラメータの寄与度を定量化した.その結果,支配的なパラメータが明らかになり,評価対象に応じて各パラメータの寄与度が変化することも確認された。また,ばね定数や粒子間摩擦角は,現象に対してそれほど強い影響を及ぼさないことも定量的に示された。