[S03C-04] DEM解析を用いた二種混合体の安息角および内部構造の評価
キーワード:個別要素法、安息角、粒径
粒径や形状の異なる二種粒子の混合体である二種混合体は,大粒子の含有率の増加に伴い,全体の性質(主体構造)が,小粒子主体構造,中間構造,大粒子主体構造と変化する.本研究では,DEM解析を用いることで,安息角実験により二種混合体の主体構造を評価した既往の研究を再現し,大粒子含有率による安息角の挙動の変化と粒子の接点力および内部構造の関係を考察した.その結果,大粒子含有率が増加し安息角が大きくなると,安息状態の二種混合体内部では,含有率が0%(小粒子単体)の場合と比べて,接点力が増大かつ分散すること,その最頻値は含有率が0%の際から一旦減少するが,含有率が100%の際に増加すること,高い接点力を示す接点は砂山中央下部から発生し始め,砂山全体に広がりながら増加していくことが明らかになった.