[SS2-02] 出水時を想定した橋脚周辺の局所洗掘に関する水理実験
キーワード:水理実験、局所洗堀、橋脚、洪水
橋梁被害は,発災時の人命にかかわるものであるとともに,復旧までに時間がかかることから地域の生活や経済に大きな影響を与える.このことから,橋梁の防災・減災対策が極めて重要な事項となっている.本研究では,橋脚の沈下による被災機構の解明と対策手法の立案の第一歩として,流量が時間的に変化する場での橋脚周辺の洗掘機構を把握することを目的として,これまであまり実施されてきていない不定流の水理実験を行った.その結果,洪水時の橋梁の洗掘は時間とともに著しく変化し、河床波と洪水波形の影響を強く受けることが明らかとなった.