開催趣旨
応用力学シンポジウムは,年に1回開催される学術講演会です.力学が細分化する中で,応用力学という横糸で全部門を横断した先端的研究を集め,幅広い力学研究の動向を確かめ合うことがシンポジウムの目指すところです.
本シンポジウムでは,余裕をもって深い議論ができる場,異分野の力学・数理研究動向も知ることができる場を提供できるよう,さまざまな試みを続けてきました. そのなかで,一昨年からポスター発表の活性化を図り,聴講者側には様々な分野の研究動向が把握できる場,発表者側は様々な分野の方に情報提供できる場として,一堂に会したショートプレゼン(全体ショートプレゼン)の導入を試みました. 昨年は,COVID-19の感染拡大の影響で開催が危ぶまれましたが,急遽,開催方法を変更し,ポスターセッションも含めオンライン開催を実施しました.その中で従来の部門別セッションとともに分野横断性が高いテーマについて企画セッションを設け,部門に留まらない幅広い議論ができる場を提供しました.今年も,COVID-19の影響が心配されますが,議論の場を提供するため企画セッションも含め口頭発表をオンライン開催し,特別講演や表彰式などは小規模でも現地開催とオンライン配信を同時に行う形式でハイブリッド開催を行う予定で準備を進めています.
なお,本シンポジウム開催後には,シンポジウムでのご講演に関する査読付論文の投稿を受け付けております. ご投稿いただいた論文はフルペーパー査読を行い,その結果最終的に受理された論文は,土木学会論文集A2(応用力学)特集号に掲載されます.
議論の活性化などシンポジウムを盛り上げるべく準備を進めて参りますので,多くの方にご投稿いただきますよう,よろしくお願い申し上げます.