第24回応用力学シンポジウム

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General Session (5.応用数理問題―計算機科学から社会科学まで)

第五部門:応用数理問題(C)

Sat. May 15, 2021 1:30 PM - 3:00 PM E (E)

座長:五十嵐 晃(京都大学)

2:00 PM - 2:15 PM

[S05C-03] Non-Contact Evaluation of Damage Condition in Corroded Steel Sheet Pile Revetmentby using Hough Transform

*Taiki HAGIWARA1, Yuma SHIMAMOTO2, Tetsuya SUZUKI3 (1. Graduate School of Science and Technology, Niigata University, 2. School of Veterinary Medicine, Kitasato University, 3. Faculty of Agriculture, Niigata University)

Keywords:Image Analysis, Hough Transform, Corroded Steel Sheet Pile Revetment

腐食劣化が顕在化している鋼矢板護岸において断面欠損に伴う鋼矢板の変形を評価することは,施設の維持管理の観点から不可欠である.本稿では,農業用の切梁式鋼矢板水路を対象に,画像解析における図形検出手法のひとつであるハフ変換を適用して鋼矢板護岸の損傷実態の非接触評価を試みた.解析的検討では,鋼矢板護岸のディジタル画像に対して直線検出を行い,護岸の傾斜角度の観点から変形量の評価を試みた.検討の結果,水路内の画像では鋼矢板だけでなく,笠コンクリート,切梁,および断面欠損箇所を中心に直線形状が検出された.ハフ変換より求めた鋼矢板の直線形状に対する傾斜角度から,実測角度の推定が可能であることが確認された.ディジタル画像を用いて鋼矢板護岸の損傷実態を評価できる可能性が示唆された.