第24回応用力学シンポジウム

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Organized Session(土木分野の数値解析におけるV&V)

【企画】土木分野の数値解析におけるV&V(A)

Sat. May 15, 2021 1:30 PM - 2:45 PM D (D)

座長:森口 周二(東北大学)

1:45 PM - 2:00 PM

[SS01A-02] Validation of a wooden house collapse simulation in a whole city using the ASI-Gauss code

*Hidetaka ISHII1, Mitsuteru ASAI1, Hideyuki OTANI2, Kahori IIYAMA3, Hitoshi MORIKAWA4, Daigoro ISOBE5 (1. Kyushu University, 2. Institute of Physical and Chemical Research, 3. Kajima Corporation, 4. Tokyo Institute of Technology, 5. University of Tsukuba)

Keywords:ASI-Gauss Code, Seismic Response analysis, Wooden House Model, City Scale Model, Wooden House Collapse Simulation

2011年東北地方太平洋沖地震及び2016年熊本地震では多くの木造家屋が瓦礫となり甚大な被害が発生した.倒壊した木造家屋は道路を閉塞し避難の妨げとなった.また大量の瓦礫の処理に時間がかかり復旧・復興に遅れを生じさせるなど,直接的な人災を招くだけではなく,災害後の障壁となった.今後,南海・東南海地方において,同規模以上の地震・津波被害が生じる危険性が高いことが危惧されている.そのため,津波遡上域を事前に把握し災害に備えるだけではなく,災害時に発生する瓦礫の総量と拡散状況を事前評価し,災害後の復旧活動に備える必要がある.本研究では第一段階として,木造家屋の倒壊を考慮した都市全域の地震被害予測シミュレーションを行った.解析手法には骨組み構造の進行性崩壊解析が可能なASI-Gauss法を選択し,大規模解析シミュレーションを実施し,過去の被害調査結果と比較検討を行った.