第24回応用力学シンポジウム

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Organized Session(リスク評価とその応用)

【企画】リスク評価とその応用

Sat. May 15, 2021 3:25 PM - 4:55 PM E (E)

座長:福永 勇介(国土技術政策総合研究所)

3:25 PM - 3:40 PM

[SS02A-01] Improvement of Response Surfaces for Risk Evaluation of Earth-fill Dams

*Tsubasa Tateishi1, Shin-ichi Nishimura1, Toshifumi Shibata1, Shuichi Kuroda2, Tomoo Kato2, Kentaro Kuribayashi2, Namihiko Tanaya2 (1. Okayama University, 2. Eight-Japan Engineering Consultants Inc.)

Keywords:Earth-fill Dam, Failure Risk, Response Surface

日本国内には約16万箇所のため池が存在しているが,そのうちの約7割は江戸時代以前に築造され,老朽化が進展している.近年では豪雨も頻発しており,これにより被災するため池も数多く報告されている.このようなため池に対しては改修を行う必要があるものの,対象数が多く,すべてのため池に対してこれを実施することは非現実的である.そこで,本研究では,広島県内に位置する19箇所のため池を対象に,豪雨時における越流破堤リスクの算出を主軸に据え,改修の必要性が高いため池を選定するための優先度評価について検討を行う.破堤リスクについては,豪雨によるため池の越流確率と下流側における想定被害額の積として定義している.本研究では,想定被害額の算出に対して,詳細法および応答曲面法による2種類の手法を比較しながら,より簡便な手法である応答曲面法について,水間ら(2016)により提案された応答曲面を改良し,その結果を示す.