第25回応用力学シンポジウム

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Common session

Organized Session(リスクと不確実性の定量化)

企画セッション: リスクと不確実性の定量化

Sat. May 28, 2022 1:00 PM - 3:15 PM Meeting room A (Online)

座長:本田 利器(東京大学)

2:15 PM - 2:30 PM

[2A13-21-06] Reliability Assessment for Bearing Capacity of Shallow Foundation after Scouring under Live Load by Bayesian Inference

*Yuna Sasaki1, Hidetoshi Nishioka1, Kohei Kasahara2, Yu Otake3 (1. Chuo University, 2. Railway Technical Research Institute, 3. Tohoku University)

Keywords:Bayesian Inference, Scouring, Reliability Assessment, Shallow Foundation, Bearing Capacity, Weibull Curve

近年の豪雨災害の増加に伴い,戦前に建設された旧式河川橋脚の直接基礎の洗掘被害が増加している.洗掘被害が生じても,被災基礎の再供用により応急復旧できる場合もある.早期の応急復旧には,残存支持力の大きさを迅速かつ必要十分な信頼性で評価して再供用の可否を判断する必要がある.これまでに,徐々に非線形化する滑らかな荷重変位関係をワイブル曲線によりモデル化した上で荷重変位関係をベイズ推定する手法が提案されている.この手法は,荷重レベルが小さい範囲での荷重変位関係の観測情報から,未経験の荷重レベルまでの挙動を予測するとともに,その予測精度を確率分布として定量的に示すことができる.本研究では,この手法のモデル化の精度向上を図ると共に,より具体的に活荷重未満の観測情報から活荷重作用時の支持力の破壊確率を算出した.また,観測誤差の違いが破壊確率の算出結果に及ぼす影響について検討した.