第25回応用力学シンポジウム

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Common session

Organized Session(リスクと不確実性の定量化)

企画セッション: リスクと不確実性の定量化

Sat. May 28, 2022 1:00 PM - 3:15 PM Meeting room A (Online)

座長:本田 利器(東京大学)

2:30 PM - 2:45 PM

[2A13-21-07] Spatial Fluctuation Modeling of Piping Resistance in River Levee

*Masataka Metoki1, Yu Otake2, Yosuke Higo3, Ikumasa Yoshida4 (1. Tohoku University, 2. Tohoku University, 3. Kyoto University, 4. Tokyo City University)

Keywords:river levee, piping, Gaussian process regression, Bayesian optimization

河川堤防は線状に広がる長大構造物であり,パイピング破壊のような局所的な破壊が生じた場合にも堤防システムとしての性能が消失する.しかしながら,現行設計法では,1km 程度で定められる一連区間中のある1 横断面で照査を実施するのみであり,堤防システムとしての性能照査の観点が不足している.2012 年矢部川の破堤にもあるように,パイピング危険箇所の見落としが懸念されており,対策優先度の設定が重要な課題とされている.本研究では,高密度に地盤調査が実施されているベンチマーク河川堤防34km の実データに基づいて,パイピング耐性の自己相関と堤防表面から観測可能な指標との指標間相関を考慮した空間内挿法を開発する.その上で,ベイズ最適化の概念を導入し,最適設計断面設定の可能性について議論する.