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[2A28-33-03] レーザ超音波計測データを用いた非破壊評価のためのトポロジー導関数による欠陥決定解析
キーワード:定量的非破壊評価、レーザ超音波、欠陥決定解析、トポロジー導関数
レーザ超音波計測による波形データを用いた定量的非破壊評価への応用を見越し、2次元弾性波動場におけるトポロジー導関数を用いた散乱体決定解析を考える。これまでに提案されている弾性体に対するトポロジー導関数を用いた散乱体決定決定では領域の境界で計測される変位を用いた定式化がなされている。しかし、レーザ超音波計測によって得られる計測データは対象物表面の粒子速度の法線方向成分であり実用上に問題がある。そこで、本研究では対象物表面の法線方向の粒子速度を用いてトポロジー導関数を計算算し、簡単な散乱体決定解析を行った。対象物表面の粒子速度の法線成分により求まるトポロジー導関数を用いても十分な精度で散乱体を決定できた。