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[2A28-33-04] 3-D linearized inverse scattering analysis for crack in viscoelastic media using convolution quadrature time-domain boundary element method
Keywords:Time-domain boundary element method, Inverse scattering analysis, crack
固体中の欠陥の位置や形状を再構成する手法の一つである線形化逆散乱解析は, 様々な弾性波動問題へ適用されてきた.また, 本論文で対象とする粘弾性波動問題にも, 逆散乱解析は適用されており, 主に空洞欠陥に対する解析が行われてきた.しかしながら, 粘弾性体中のき裂を対象とした逆散乱解析は,2次元問題においてのみ行われており, 3次元問題を想定した数値解析例は無い. そこで本研究では, 粘弾性体中のき裂に対する3次元線形化逆散乱解析法を開発し, き裂の再構成に適用することを行う. ここで, 逆散乱解析に必要となる散乱波形データの計算には, 演算子積分時間領域境界要素法(CQBEM)を用いて計算を行う. その後, 数値解析例を示すことで,本手法の有効性を確認し, 最後に今後の課題について述べる.