第25回応用力学シンポジウム

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Common session

Organized Session(数値解析の検証と妥当性確認(V&V)、不確かさ評価)

数値解析の検証と妥当性確認(V&V)、不確かさ評価

Sat. May 28, 2022 1:00 PM - 3:15 PM Meeting room C (Online)

座長:中井 健太郎(名古屋大学)

1:45 PM - 2:00 PM

[2C12-20-04] Analysis of Factors in Shear Fracture Behavior of Reinforced Concrete Beam

*Yohta Kawachi1, Mao Kurumatani1 (1. Ibaraki University)

Keywords:Shear Fracture, Damage Model, Analysis of Variance

せん断破壊を対象に同条件で作製した15体のRC試験体の実験を一斉に実施した結果,せん断破壊型RCはりは破壊までの挙動が安定せず,ばらつきが大きいことが示された.しかし,既往の研究ではせん断破壊におけるばらつきの十分な検討は行われていない.実験では,試験体の材料特性を正確に把握することができないため,ばらつきの要因を検討することは困難である.一方,近年では数値解析を用いてRCはりの破壊力学挙動を再現することが盛んに行われている.数値解析を用いることで,実験では困難であったばらつきの要因を検討することが可能であると考えられる.以上の背景から本研究では,せん断破壊型RCはりを対象に非線形有限要素解析を行い,分散分析を実施することで,ばらつきの要因を定量的に分析することを目的とする.分散分析の結果から,せん断破壊におけるばらつきの要因は材料強度の差である可能性を示した.