第３部門③

[2C21-25-01] 粗骨材の形状と分布を反映した鉄筋コンクリートはりのメゾスケール数値実験

*那須川 佳祐¹、升井 尋斗¹、車谷 麻緒¹ (1. 茨城大学)

キーワード：３次元破壊シミュレーション、メゾスケール、数値実験、粗骨材、コンクリート

鉄筋コンクリートはりの３次元メゾスケール数値実験を実施した．粗骨材とモルタルからなる二相材料としてモデル化したコンクリートのメゾスケールモデルは，粗骨材の形状と分布を反映している．粗骨材はボロノイ分割を利用して疑似的にモデル化した．損傷モデルを適用した非線形有限要素解析を実施し，コンクリートの３次元破壊シミュレーションを実施した．試験体はせん断破壊型と曲げ破壊型の２種類の鉄筋コンクリートはりであり，４点曲げ試験を実施した．実験と解析から得られたひび割れ分布図と荷重変位関係の比較した結果，よく一致していることを示した．本研究で用いた手法を採用することで，実現象をよく再現した３次元破壊シミュレーションを行うことが可能であると示した．