企画セッション（応用力学の実務への展開）①

[11011-15-01] トポロジー最適化技術を適用した落橋防止ブラケットの形状設計（シンポジウム講演概要）

*北田 幸夫¹、土手 一朗¹、黒川 貴大¹、松村 寿男²、中村 将章²、加藤 準治³ (1. ヒノデホールディングス株式会社、2. 瀧上工業株式会社、3. 名古屋大学)

キーワード：トポロジー最適化、最適設計、落橋防止ブラケット、鋳鉄

橋梁の落橋防止構造に用いられるブラケットを対象として，溶接接合を必要としない鋳物製による軽量化かつ高剛性な形状をトポロジー最適化手法により導出した．この形状において，単体の検討ではなく組み合わされた構造としての性能を評価するため，実際の使用状況を再現した状態でのアセンブリ解析を実施し，より現実的な状態における性能評価を行った．新形状は現行形状と比較して約30%の軽量化を実現し，性能は同等以上である事を示した．