16:00 〜 16:15
[11011-15-03] 粒子法に基づく流体-地盤-構造連成解析の侵食対策工の事前検討への応用(シンポジウム講演概要)
キーワード:ISPH、個別要素法、河川堤防、矢板
昨今の豪雨により,各地で土構造物の崩壊や大規模な浸水被害が多発している.特に河川堤防の決壊は河川水の越流に起因し,決壊までの時間を少しでも長くする減災効果を持つ「粘り強い河川堤防」が求められる.国土交通省は「越水に対する河川堤防の強化構造の検討に資する評価技術の開発」を指定型課題に挙げ,越流侵食に対する対策工など技術開発が進めている.本研究ではPC矢板を用いた強化構造の耐侵食性能を評価し得るISPH-DEMによる流体-地盤-構造連成解析ツールの開発を目的とする.本稿では,この連成解析ツールを用いて,PC矢板の根入長あるいは形状による破壊性状の違いを定性的に確認した.