第26回応用力学シンポジウム

講演情報

共通セッション

企画セッション(応用力学の実務への展開)

企画セッション(応用力学の実務への展開)①

2023年5月27日(土) 15:30 〜 16:45 A会場 (6号館 4階 6410室)

座長:加藤 準治(名古屋大学)

16:15 〜 16:30

[11011-15-04] 局所的弾塑性応答を考慮した疲労性能予測手法による形状制御型寿命延伸技術の検証(シンポジウム講演概要)

*森田 花清1、毛利 雅志1、Fincato Riccardo2、堤 成一郎2 (1. 株式会社IHI、2. 大阪大学)

キーワード:疲労亀裂発生寿命、疲労亀裂伝播寿命、疲労SSモデル

溶接構造の疲労損傷事例は数多く報告されており,疲労寿命評価技術へのニーズは高い.著者らは近年,巨視的弾性状態を含む弾塑性応答を高精度に再現可能な材料モデルを開発するとともに,繰返し弾塑性FEM解析を活用して実測が困難な局所的・微視的領域における繰返し弾塑性応答に基づいた疲労亀裂発生寿命評価手法を提案している.また,局所的繰返し弾塑性応答に基づいた疲労亀裂発生寿命評価手法を拡張し,疲労亀裂の伝播を疲労亀裂発生の連続挙動として評価する手法を提案してきた.本研究では上記の手法を用いて非荷重伝達型十字溶接継手を対象に疲労亀裂発生および伝播寿命評価を行い,溶接に関する形状因子が疲労寿命に与える影響について考察を行った.