第26回応用力学シンポジウム

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企画セッション(数値解析の検証と妥当性確認(V&V)、不確かさ評価)

企画セッション(数値解析の検証と妥当性確認(V&V)、不確かさ評価)①

2023年5月27日(土) 15:30 〜 17:30 B会場 (6号館 4階 6418室)

座長:櫻井 英行(清水建設㈱)

15:45 〜 16:00

[12013-20-02] 原位置試験を対象にした妥当性確認方法(シンポジウム講演概要)

*佐藤 伸1、原 朗1、志村 友行1 (1. 株式会社大林組)

キーワード:MCMC法、THM連成解析、妥当性検証

本研究は,原位置試験の再現解析を対象にした妥当性確認方法を提案したものである。原位置試験は熱・流体・力学連成(THM連成)挙動を把握するためにスイスのモンテリ岩盤試験場で実施されているHE-E試験を対象とした。THM連成挙動のうち,相対湿度の再現性に着目し,その妥当性検証方法を検討した。不確実性の定量化については,解析は材料の不確実性に着目し,ベイズ推定手法の一つであるマルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC法)を用いて,保水性試験結果に対して水分特性曲線のモデルパラメータの推定を行い定量化した。実験の不確実性は計測機器の精度に着目し,不確実性を定量化した。以上の方法で不確実性を定量化することによりASME V&V 10.1における妥当性検証方法が適用できることを提案した。