企画セッション（数値解析の検証と妥当性確認（V&V)、不確かさ評価）①

[12013-20-07] Data assimilation by digital image correlation strain measurement for load-carrying capacity analysis of steel members with local damages (Proceedings of Symposium on Applied Mechanics)

*Kai Sato¹, Mayuko Nishio² (1. University of Tsukuba, 2. Faculty of Engineering, Information and Systems, University of Tsukuba)

Keywords:digital image correlation, steel members, posterior distribution, finite element model

構造モニタリングにより得た鋼構造物の観測データから実際の劣化損傷に関わる解析パラメータの不確定性を反映し，構築した有限要素(FE)モデルを用いた耐荷性能解析を行うデータ同化を考える．鋼橋では桁端部の腐食など局所的な損傷が全体の耐荷力に影響することが指摘されており，適切なデータ同化には局所的な損傷に感度を有する応答を計測する必要がある．加速度センサなどを用いた既往の構造モニタリング手法では，局所損傷の影響が計測困難であるうえセンサや配線などの設置作業が必要であり，実用上の課題になると考えられる．そこで本研究では，デジタル画像相関法(DIC)によるひずみ分布計測に着目した．本稿では腐食を有する供試体のFEモデルについてDICによるひずみ分布データを用いたモデルパラメータの事後分布推定が適用可能か検証した．