第３部門①

[13001-06-06] 落石形状特性が到達分布に与える影響のモデル化 （シンポジウム講演概要）

*吉田 大活¹、野村 怜佳¹、森口 周二¹、寺田 賢二郎¹、津田 悠人²、吉田 郁政² (1. 東北大学、2. 東京都市大学)

キーワード：落石、個別要素法、到達分布

本研究では、岩盤形状が落石の到達分布特性に及ぼす影響を定量的に評価することを目的とする。形状表現パラメータ（アスペクト比、扁平率、カット比）を変化させた36種類の岩塊モデルを作成し、個別要素法を用いて一連の落石シミュレーションを実施することで，各岩塊モデルについて到達分布を得た。また，これらの結果に基づいて、球形度と到達分布特性の関係を分析した。その結果、岩盤形状が落石の到達分布特性に与える影響は、2つの球形度で表現できることを確認した。さらに，得られた知見に基づいて，球形度と計算条件を説明変数として到達分布を予測するモデルを構築し，その性能を検証した．